売上に効くコラム

アサリ産地偽装問題

2月に入って早々
大変な事件が起こりましたね!

皆さんもご存知の通り
中国産や韓国産アサリを
「熊本県産」として流通させていた
アサリの産地偽装です。

この大きな事件は
マスコミなど大々的に報道してました。

そもそも、国の食品表示制度を悪用して
産地をすり替えていた事件です。

アサリを二か所以上で育てた場合
その生育期間が長い場所を
原産地として表示するという制度ですが

中国産や韓国産あさりの
生育期間を短く改ざんし
「熊本県産」として出荷、流通。

もう何年も前から、
常態化していたようです。

実は日本国内のアサリの漁獲量は
年々減少しているのです。

都道府県別では圧倒的に
「愛知県」が多く、
次に「北海道」、「福岡県」ですね。

熊本県は五番目くらいの漁獲量です。
これは他県のアサリまで
調べられてしまいそうですね・・・

私の友人が勤めてる
首都圏のスーパーなどに
活貝など貝類を販売している会社では

この数日間はまったく連絡が取れないほど
バタバタしていたようで
今日やっと連絡が取れました。

この記事を書いている2/6は日曜日ですが
今後の対応について
会議を重ねているようです。

この会社のアサリは不幸な事に
問題となった「熊本産」と
謳われていたものが主でした。

当然の事ながら
取引業者からは「産地証明書」を貰ってます。

気の毒としか言いようがありません。

今回の件を受け
首都圏のスーパーさんはすぐに
中国産と表示を改めたようですが

今後、中国産では注文が来ないだろうと
かなりの危機感を持っています。

過去にも、産地偽装や
賞味期限の改ざんなど
いろいろ事件はありましたが
ことごとく発覚しています。

特に水産物はこの数年
海水温の上昇などが理由で
漁獲量が年々減り続けています。

なんとか頑張って欲しいところです。

生鮮品のみならず
加工品の取り扱いなど
バランスの取れた商売を
期待したいですね。