こんにちは
KJ式“売る力”強化アドバイザー/地方食材開発アドバイザーの黒川です。
(株)クレオ 生活行動研究室「2020年~2021年シーズン 鍋調査」によると
家庭での鍋の実施率は
9月から大きく伸びはじめ
少し寒くを感じる11月から50%を超え、
年末年始にピークを迎えています。
面白いことに
すき焼きやカニ鍋といった
ハレの日の鍋は年末年始に突出し
その期間は
おでんやキムチ鍋、寄せ鍋といった
定番鍋の出現率が
ガクッとさがります
家庭の出現率を把握すると
メーカーから食材の提案もできますね
さて、今日はそんな鍋料理の中でも
ちゃんこ鍋の起源をみてみます。
鍋料理といえば冷蔵庫にある残り物で十分できますので、
主婦の方々には都合のよいメニューの一つ。
何でもかんでも入れられる鍋料理ですが
その代表が「ちゃんこ鍋」ではないでしょうか?
「ちゃんこ」の語源は、諸説いろいろあるようですが
明治時代の終わり頃、第十九代横綱 常盤山の出羽海部屋で
力士の食事のメインを鍋料理にしたことが始まりのようです。
当時の出羽海部屋には入門者が押し寄せており
普通の食事では食費や準備がかなり負担になっていた為
一度に大量に作る事が出来る
また配膳の必要がない鍋料理を
メインにする事になってそうです。
ちゃんこ鍋は野菜もたっぷりで
栄養バランスも良い食事であることから
各相撲部屋に広まったのです。
また、当初は
相撲部屋の女将さんが縁起を担いで
お肉具材やだしは「鶏肉」しか使わなかったようです。
その理由は
牛肉、豚肉など四足動物は
「四つん這い(手をつく)」になる為
魚は「手も足も出ない」と
どちらも「負け」をイメージさせるのに対し、
「鶏」は二本足でどっしり立っているということで
鶏肉を使うようになったのだとか。
近年ではさまざまな鍋スープ・鍋食材セットが並ぶようになってきました。
縁起を担いだポップを掲示すると
売り場が活性化するかもしれませんね。
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